川崎市麻生区は男女ともに平均寿命(市区町村別)全国最長に!!

厚生労働省は、2023年5月12日に「令和2年市区町村別生命表」を公表しました。市区町村別生命表とは、その市区町村に住む人が、生まれてから平均して何歳まで生きるかを計算したもので、国勢調査の行われる年に合わせて5年に1度公表されます。
市区町村別の平均寿命(0歳の平均余命)は、男女ともに神奈川県川崎市麻生区が最も長くなっています。

厚生労働省プレスリリース「令和2年市区町村別生命表を公表します」

目次

川崎市麻生区は男女ともに平均寿命全国最長

市区町村別の平均寿命は、男女ともに神奈川県川崎市麻生区が最も長くなっています。男性84.0歳、女性89.2歳と、全国平均(2020年)に比べて男性で2.5年、女性で1.6年長くなっています。

第2位以降は、男性ですと、神奈川県横浜市青葉区、長野県上伊那郡宮田町、愛知県日進市と続いています。
女性ですと、熊本県上益城郡益城町、長野県下伊那郡高森町、滋賀県草津市と続いています。

全国一の麻生区は健康意識が高く、公園緑地が豊富、地域活動が活発

川崎市では、厚生労働省の発表を受けて、2023年5月19日に市HPで「平均寿命が男女ともに全国一になりました」を公表しています

川崎市によると、平均寿命が全国一となった要因として、麻生区は、都市部にありながら、緑に恵まれており、また、区民の皆さんの健康への意識が高いことが今回の結果につながったと考えております。とされてます。

市民アンケートからも、「15分程度なら歩くし、歩ける」と答える65歳以上の方が麻生区では88.2%と高いこと、
喫煙、飲酒についても、神奈川県や川崎市の平均よりも低くなっているとされています。

この他にも、緑が多い良好な環境であること、健康づくり、スポーツ、芸術、文化などさまざまな分野で区民主体の地域活動が活発に行われていることが記されており、地域づくり・まちづくりの参考となりそうです。

女性に比べると、男性の平均寿命の地域差は大きい

男女別では、女性の方が平均寿命は長いのですが、地域別では特徴的な差異がみられます。

平均寿命(0歳の平均余命)の分布を市区町村別にみると、男では 81.0 年以上 81.5年未満、女では 87.0 年以上 87.5 年未満に最も多く分布しています。
平均寿命の最も長い市区町村と最も短い市区町村との差は、男 10.8 年、女 4.2 年となっており、このことから、平均寿命は、男性の方が地域差が大きく、女性の方が地域差が小さいことがわかります。

例えば、男女ともに平均寿命が1位の麻生区がある川崎市は、7区から構成されますが、女性は87.0~89.2の2.2年の間に分布をしているのに対して、男性では78.8~84.0の5.2年の間と幅広く分布をしています。

男性の寿命の方が、地域環境の影響を受けやすいといえるのではないでしょうか。

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